2023年10月18日

英語道場とは?空手道場とは?古賀道場とは?

 古賀道場で英語を学ぶ理由、目的とは?
 古賀道場で空手を学ぶ理由、目的とは?
 英語教室でなく、英語道場である意味は?
 空手教室でなく、空手道場である意味は?
 いったい違いはなんなのか?
 空手が道場なのは、イメージしやすいが、英語が道場なのはなかなかイメージしにくいですよね。英語道場って英語教室と何が違うの?
 そもそも「道場」ってなんだろ?
 もともと「道場」とは、釈尊(しゃくそん)が菩提樹の下、悟りを開いた場所である金剛座を表す言葉であるとされていますが、現在では、芸道、武道の修練の場所としての意味合いがあります。日本武道協議会が定めた武道憲章の中では、「道場は、心身の鍛錬の場であり、規律と礼儀作法を守り、静寂、清潔、安全を旨とし、厳粛な環境の維持に努める。」と定義されております。道場とは、神聖な場所であり、その神聖で厳粛な場所に身を置いて己の精神身体の修養を行うことを目的とする場所であるようです。教室は、それそのものを教わるところである、に対して、道場は、己自身がそれそのものと向き合い、そこで鍛錬、修練を行い、自分自身の修養を果たす場所という捉え方ができます。
 すなわち、道場とは、何かを教わる場所ではなく、自分自身を鍛え、育てていくことを目的とする場所となります。例えば、英語教室は、英語を教わることを目的としますが、それが、英語道場となった場合は、英語学習を手段として、己自身を鍛え、成長させていくことが目的となり、そもそもの目的が違ってきます。自分自身を鍛え、成長させていくことが目的となる為、そこには高い志が必要となります。自分自身が進むべき、進みたい「道」がなければ、自分自身を鍛える意味が曖昧となり、成長は望めません。道場において学ぶということは、そういうことを意味するのだと思います。
 また、道場とは、場所でもあり、それに向き合う自分の心の在り方で自分自身も道場となり得ます。
 英語学習、また空手修行を通じて己の心の修養を目的に行う中で、それに向き合う自身の心が神聖で厳粛なものであれば、それ即ちそれも道場となり得ると考えられます。道場とは場所でもあり、自分自身の心のありようでもあるのです。なのでどこにいても道場での学習、修行は続けれるのです。
 古賀道場門弟の皆様方、また、保護者の皆様方には、空手道に向き合いう自分自身(お子様自身)が、英語学習に対する自分自身(お子様自身)が、道場で学ぶ目的を明確にし、その目的に向かって確実に前進しているのかを、今一度ご確認いただければと願います。
 道場は、自分自身を鍛え育てていく場所であるので、自分自身の進むべき「道」を明確にし、それに向かって邁進し、達成、到達を目指すことが重要です。そして、道場は、自身の心の有り方次第で帰るべき場所となり、寄ん処ともなる大切な場所となるのです。
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2023年08月22日

原点回帰出来る大会、和道流空手道連盟全国大会

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和道流空手道連盟全国大会が今年も東京武道館で開催されました。他のどの大会にもないものがこの大会にはたくさんあります。毎年それを感じます。
 和道流を志す友との出会いや、ライバルとの再開。
 和道流を志す己の今の位置の確認や今後の課題の収穫。
 今年も多くのいい経験を出場した道場生全員ができた有意義な大会でした。
 この大会では、試合に勝つことよりも、自分が、道場が、これまで稽古してきた、培ってきたものを試すことが出来る絶好の機会であり、それは他の大会では出来ないことです。和道流としてやってきた心身の修養、技の研磨、体の鍛錬、を文字どおり試合で試し合い、仲間やライバルたちと確認しあうことができるのが和道流全国大会なんです。
 今回、改めて、自分は何のために「和道流」として空手をやっているのか、古賀道場はどこを目指し進んでいくのか、を確認できましたし、これは今後の道場での稽古に大いに生かされていくこととなります。
 空手をやる目的、それは各々だとは思います。各々の目的、目標をもって空手稽古に励むことはとても重要です。目標をもっていれば必ず成長に結びつきます。
 健康維持の為。精神修養の為。体を鍛える為。己を強くする為。
 その目的や目標は、なんでもいいんです。ただ、その目的や目標は常に自分の目の前にあるもので、追い続けるものであり、それを「道」というのだと思います。黒帯を目標に空手を頑張ってきた子が、黒帯になった途端に目標を失い、空手に対する意欲が低下するというのはよくあることです。「道」を見失うんですね。一つの道をクリアしたらな、次の道を探さなければなりません。継続とはその連続なのではないかと思います。逆に、例えば、その「道」が永遠に自分の目の前にあり、進んでも進んでもゴールが近づかないものだとすると、諦めない限り、その目標に向かって永遠に歩み続けることが出来る。これもまた「道」です。和道流の空手ってそんなことも教えてくれます。
 今回の和道流全国大会では、和道流という絆でつながった友と、尊敬する方々と、ライバルと一緒にこれまで自分が進んできた「道」を振り返ることができ、また、これから進んでいく「道」を明確にすることが出来ました。これは、今回出場した子ども達全員が感じていることであり、今後、毎年、この全国大会の場に帰ってくるたびに深まっていくものです。
 和道流全国大会に出場する本当の意味、意義は、深く、これからの「道」をしっかり照らしてくれる機会です。
 来年、第60回大会には、更に多くの古賀道場生が、全国大会という舞台で自分自身を深めることが出来ることを今から楽しみにしております。
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2023年08月15日

一見は百聞に如かず、一体験は百見に如かず。

「大之、宿題ちゃんとしたか?」、「勉強はしっかりしとかんばぞ!」

と私も小さいころには、口うるさく言われておりました。もともとお勉強があまり好きな方ではなかった私は当然の如く勉強は得意ではありませんでした。でも、ちゃんと?こうして社会の一員として日々、「幸せ」を実感して人生を謳歌しております。そんな私の礎となっているのは、正に、生きた体験であろうかと思います。私たちの子どもの頃の放課後は、生きた体験の宝庫でした。毎日放課後になるといつもの空き地には友達がいて、日が暮れるまで思いっきり遊んだものです。今のようにゲーム機もカードゲームもないから、みんなで知恵を出して遊んでました。低学年から高学年が集まってできたコミュニティーだったので、必然的にリーダー(ガキ大将)がうまれ、みんなをまとめていきます。必然的にリーダー養成が行われていたんですね。思い返せば、今の私にある「力」は全ては、放課後での体験によって培われてきたと言っても過言ではございません。その放課後の時間の中にはもちろん、道場での時間も多くありました。あの頃はほぼ毎日道場に通っておりました。(空手週3、英語週2)道場もまた多世代が集まり、空手という、遊びとはちがったものだけど、思いっきり汗を流し身体を動かすことで生きた体験を日々できていました。英語学習も、ただのお勉強ではなく、スピーチや英語劇など、世界を広く学ぶ体験がたくさんありました。道場での空手稽古や英語学習体験などの中で得たものが私自身を形成する糧となっているのは間違いありません。

 昨今の異常なまでの学習塾熱。僕らが小さい頃はそれほどでもなかった学習塾熱も今や過剰なまでに加熱しているようでございます。学校のお勉強以上が求められ、学習塾に通わないといけないという強迫観念に似たものも実際にあるようです。学習塾のない欧米諸国から見た日本の学習システムは違和感だらけだそうです。我々が多くを学んでいたあの放課後は今や、どこにもないようでございます。今の子たちには体験すべき機会が本当に少ないのかもしれません。となると、子ども達の発達についても懸念すべきだと考えられます。

 「一見は百聞に如かず、一体験は百見に如かず」

と言った人がいました。まさに人を成長させてくれるのは生きた実体験なのであります。
 体験することによって、体を動かすことによって、脳が発達し頭の回転が速くなり、記憶力はもとより、集中力、想像力、発想力、判断力といった脳機能も上がってくると言われております。そもそも、人間は生きるために動くものであり、脳は身体を動かすため、生きていくためにあるのだとすると、体を動かすことで脳が発達するのは当然のことだということです。
 成長期の子ども達の健全な発達には、体験から得られる様々な「力」を養うことも重要ではないでしょうか?

 道場は、今も昔も変わらず、子ども達の発達に重要な体験を与えることができる場所です。道場に通ってきてる子ども達は幸いにも多くの体験をしております。
 この夏、古賀道場から多くの子ども達が九州大会、全国大会の舞台を踏みました。この体験は何物にも代えがたい生きた実体験となり、既に子ども達に大きな成長を与えております。これは、実際に行ってみなければわからないところで、正に「一見は百聞に如かず、一体験は百見に如かず。」なのです。現に、今回初めて全国大会に出場した保護者の中には、「聞くと、見るとでは大違い、こんな体験をさせてあげられてよかった。本当に行けてよかったです。」と実感される方もいらっしゃいました。
 成長期の子ども達にとって、お勉強より大事なものはたくさんあります。古賀道場に通ってきてくれる子ども達には、出来るだけ多くの体験をしてもらいたいと思っております。
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2023年08月03日

古賀道場の教え「軸を大事に!」

気がついたら、今年も暑い夏がきていて、気がついたらアイアムGenki!を今年の1月から全く発行しておりませんでした。最近はもっぱら道場もSNSを活用し、道場でのニュースがあるとインスタなどを使って情報発信をしておりましたので、ついついアイアムGenki!が疎かになっておりました。アイアムGenki!はインスタやLINEでは伝えられない道場での重要なお話もお伝えするツールでございます。今後は心を入れ替えて定期的に発行してまいりますのでどうぞご拝読いただければと幸いに存じます。
さて、道場で子ども達に伝えていることの一つとして「軸を大事に!」というものがあります。空手の上達にはかかせないのが「軸」で空手の稽古では先ずは軸を作ることが重要になってまいります。だんだんと軸が出来てきたら次にその軸の強化です。強くて太い安定感のある軸を鍛えていきます。その軸からスピードのある力強い技が繰り出されるようになってきます。軸がしっかりしてくると、立ちかたも安定してきてふらつかなくなってきます。逆に軸がないと、立ち姿も弱々しく、ふらつきが目立ちます。力強い「軸」は特に基本と形の稽古で鍛えてまいります。
さて、軸を作っていくのは身体の中だけではないのです。自分自身の「軸」も空手稽古で形成していきます。そして、同じように太くてしっかりとした軸を育てていきます。この「軸」が行く行くの人生の指針となってくるのだと思います。
空手の技でも、軸がブレなければ、しっかりとした強い技となります。人生においても自分の軸がしっかりしていれば、その生き方もぶれずに力強いものになるはずです。何があっても、何が起きても、崩れることのない「軸」があれば立ち上がれるし、前に進むことができるものなのです。
軸さえしっかりしもっていれば、技に対する稽古のやり方が変わっても、一見全く違ったことをやっているように見えても何の問題もないと言えます。軸とはいつでも原点に帰ることができる道しるべとなります。まさに人生においても同じだと言えます。たとえ、どんなに生き方が変わっても、自分の中の軸さえブレてなければ大丈夫なんです。それだけ軸というのは重要になってきます。皆様もご自身の「軸」を明確にお持ちですか?
古賀道場では、道場での稽古が一番重要であると教えております。和道流空手道と真剣に向き合うことで、何を気付き、何を得て、どう成長していくのか、というのが古賀道場で空手をやる一番大事なことでございます。なので大会を目指した稽古というものはそれほど行いません。審査会の為の稽古と言うこともそれほど行いません。全ては日頃の稽古の確認のための機会であると考えるからです。審査会は今の自分の位置(位)を確認するための機会、大会などの試合は、文字どおり、今の自身の技量を試し合う機会で、全ては自分自身の成長を目指すためのものであり、決して黒帯取得がゴールではなく、大会優勝が目標ではございません。道場の目標は全国大会出場でも優勝でもなく、多くの黒帯を輩出することでもなく、和道流の理念に則り「社会に貢献できる志をもった崇高な人格者の育成」でございます。全てはそのための手段であり、機会であると言えます。
子ども達は昇級審査や大会出場を目標に稽古に励みますが、それはそれで大いに結構なことであります。但し、我々指導者や保護者の皆様は、道場が目指すべき「道」をブラすことなく子ども達の健やかな成長を見守っていかなければならないと思っております。これが、古賀道場の「軸」となります。
子ども達がここでの稽古で培ってきた「力」が真に試されるのは、自分の足で人生を歩み始めてからであろうかと思います。
さて、7/30に開催されました「九州ブロックスポーツ少年団大会」では、出場の古賀道場選手たちは大いに活躍してくれました。そして、8月からはいよいよ、小中学生の全国大会、そして、和道流全国大会と大きな大会が続きます。これまで道場で培ってきたものを存分に試す機会とし、そして、更に大きな成長に繋げる収穫多い格好の機会とするために、思いっきり試合してきてもらいたいと思います。
古賀道場では、我ら指導者はもとより、保護者の方々と密に連携をとり、子ども達の大きな成長のサポートを全力で行い、軸をブラすことなく、未来永劫続いていくことをいつも願っております。
これから暑い夏が本番となります。もっともっと熱い大会シーズンも到来です。挑戦する子ども達をしっかり応援していただければ幸いです。
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2022年02月04日

意思を継ぎ、そして繋げる

嬉しい知らせが届きました。

関東で活躍している古賀道場OBの

中溝大介
松尾大輔
吉村洋祐

の3人が、和道流支部立ち上げを目指し、空手の稽古を再開する、そんなニュースです。

忙しく走りまわり、懸命に日々を送ってにいる彼らの中には、やはり長年自分を形作ってきた空手は忘れられないものとして生きていたということでしょう。

今現在、世界各地で頑張っている、古賀道場OB、OGは、師である古賀武夫の背中を追い、古賀武夫の意思を継ぎ、古賀武夫が目指した「夢」を追って活躍しています。

この3人も、古賀武夫の背を追い、近づこうと頑張ってきた者たち。

この3人が、和道流の空手習得を目指し、それを後世につなげる為、古賀武夫の思いをつなげる為、動き出した。

常々思うのは、チャンピオンを育てるより、意思を継ぎ、繋げてくれる人材を育てる方が何倍も難しいということ。

自分自身の目標も、古賀道場の理念を、思いを、次の世代につなげること。

古賀道場創設者、古賀武夫先生は、そんな人材を多く育てた。それが古賀武夫先生の偉大さなのでしょう。

この3人も、その意思を繋げる指導者となり、多くの人材を育ていこうとしているのが嬉しい。

そして、彼らが目指す、空手道修行の道が、自分自身を助けるものになると思います。

形はどうであれ、古賀道場から多くの同じ「志」を持つ人材を育てていきたいと、そう思います。

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2021年11月10日

空手道とは、コツコツと続けること。「継続は力なり」

空手道とは、コツコツと続けること。「継続は力なり」
 
私事ではございますが、私には人生においての目標、使命というのがございまして、まずは、先代の古賀武夫先生よりお預かりしている、この「古賀道場」を次の世代に繋げ、古賀道場が未来永劫発展を続ける礎を築くことと、次に、和道流の技術を少しでも習得し、少しでも上を目指し、和道流空手道連盟の発展に寄与できるようになることでございます。
 まずは、古賀道場を次の世代にバトンタッチするためには、古賀道場の理念と和道流の精神を持ち合わせた指導者の育成が必然となってまいります。
そして、和道流空手道連盟の発展の為に己自身が寄与できるようになるためには、さらに気の遠くなるような修行が必要です。どちらもなかなか簡単には行かなさそうです。
しかし、難解な目標を背負っての人生だからこそ、私は充実しているし、幸せなのだと思います。
私は本当に幸せです。

 道場では、子ども達に「何事も目標を持つことが大事。」だと伝えます。目標、目的があるから、それを成し遂げるために、そこに到達するために手段が生まれ、それが結果となり、またその結果から手段を練り直したり、磨いたりしていくのが修行です。目標があるのとないのでは、その手段が全く違ってきます。手段が違うと結果も大きく違うものになるでしょう。
 空手も人生も同じで、人生の目標があるかないかで、「生き方」も違ってくるでしょう。充実した「幸せ」な人生を送るためには是非とも、人生の目標、即ち「夢」、そして「志」を持ってもらいたいというのが道場の指導目標です。
 
 さて、話は戻り、私が「夢」をもって生きていけているのは、もちろん「空手」があったからです。縁があり小さなころから始めた空手が今の私の「夢」となっているわけです。「継続は力なり」ですね。コツコツと続けてきたからこそ、今、空手が生き甲斐となり、自分の人生を彩ってくれていると思えます。
 今回、こちらも縁あって小さなころから道場で空手を始めた梶山大地くんが、道場で私の指導のアシスタントをしてくれています。また、彼自身もさらに和道流を深め、いつの日か、一人前の指導者として子ども達に空手指導を行いたいという「夢」も語ってくれました。大地くんにとって空手は彼の人生の助けとなり、励みとなり、そして生き甲斐となっていくのは間違いないでしょう。

 これから、古賀道場から多くの夢をもった人材が生まれることを祈っています。そして、空手がこの子たちの夢となり、生き甲斐となってくれたらどんなに嬉しいことかとワクワクしております。
古賀 大之
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2021年10月19日

黒帯に必要な能力

古賀道場で目指すもののひとつが、リーダーシップを発揮できる人材の育成です。

黒帯は全体のリーダー的な存在でなければなりません。
すなわち、黒帯になる条件としてリーダーシップ能力が求められるのです。
道場では後輩たちの手本となり稽古に励み、常に率先して場をリードし、
後輩たちの育成にも気を配る、

また、そのものの号令ひとつで全員が統率をとって行動することができるなど、
様々な能力が求められます。

今回の昇級審査でも、泰雅くんと司くんが自分から審査会
のお手伝いを願い出てくれ、審査の号令を見事にやってくれま
した。また、後輩たちの審査前の指導っぷりもそれは立派なも
のでした。しっかり黒帯としての自覚が育っていると実感でき
ました。

これから黒帯を目指す人達も、しっかりリーダーとしての自
覚も育ててまいりましょう。

その力は、将来きっと大きな力となることでしょう。

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秋期昇級審査会

古賀道場秋期昇級審査会を実施しました。

コロナ禍での今夏の稽古休止期間もあり、稽古不足が心配されましたが、
ふたを開けてみたら、みんな、びっくりするくらい上達が見えて、子ども達
の底力を再認識することが出来きました。

 9月、稽古再開から、とにかく基本の稽古に時間を使い、徹底的に基本と形を
鍛えてきたものが大きく出た結果となりました。

小学低学年でも、難解な和道流の基本を自分なりに体現しようと工夫し、
それがしっかり審査会で発揮できていたのは、この昇級審査で帯の上げたいという
気持ちが成しえたものだと思います。

今回55名が受審し、結果31名が昇級とまずまずの結果だったのではないでしょうか。

さて、級位とは今の己の位置を表すもの、今の位を表するものです。そこには、
技術はさることながら、心身の成長も含まれます。即ち昇級とは、自分自身の成長を
確認する機会となるのです。級位がひとつひとつ上がるごとに、できないものがひとつずつ、
ひとつずつできるようになってまいります。

昇級審査とは、ただ単に、空手の技術を見て、帯の色が変わるというだけではなく、その子たちの成長
そのものを確認、確信できるものなのです。


「帯が人を育てる」とも申しまして、その級位に対する自覚が自ずと自分自身を育ててくれます。
ひとつひとつ昇級するたびに子ども達は、大人の階段をステップアップしていくのです。
この成長を見れるのも昇級審査の大事な目的です。

 古賀道場、夢の学校での一番の魅力はこうした「心」の成長を見ることができることです。

 今回、みごと昇級した人、惜しくも昇級とはならなかった人、どちらも、次なる目標に
向かって日々努力し、12月の冬期昇級審査会を目指して自分を高めていただきたいと思います。

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2021年01月18日

2021年がスタートしました。

新年あけましておめでとうございます。
本年も古賀道場、夢の学校をどうぞよろしくお願いいたします。

2020年はコロナ渦中、あるべきものが、なく、できるはずのものが、できず、
会えるものに、会えず、と日本中の誰もが我慢を強いられた一年でした。

子ども達も多くの機会を奪われ不憫としか言いようのない1年だったと思います。
しかし、子ども達はやはりすごいですね。置かれている異常な環境の中でも切り替え、
楽しみ、そしてその中でもしっかり成長を見せてくれました。だから子どもは面白い。
この可能性が面白く非常に興味深いんです。

今年も、しっかり子ども達と時間を共有し、実り多い1年としてまいりたいと思います。

さて、古賀道場、夢の学校はご承知の通り学びの場でございます。
ここでの体験、経験が子ども達の成長の種となり、芽を出し、花を咲かせ、
実を結ぶ事こそが古賀道場、夢の学校が目指すところでございます。

空手稽古に関しては、道場での稽古の中で各々の目指すべき目標を持ち、
そこに向かって自己研鑽、自己研磨することで多くを体験し、多くを学んでいくのだと実感しています。
空手稽古で行っているのは技術的な指導というよりは、如何に子ども達が自主的に自分の目標に向かって
進んでいけるかに重きを置き指導しています。

古賀道場の空手稽古は「習い事」にあらず、「自分事」です。
習い事の域を超えた時、初めて自分事に変わり、そして、大きな成長に繋がっていくのです。

英語も、夢の学校のプログラムも全て、習い事の域を越えないと得られる経験値は少なります。
全ては自分事。自分のことだから「自立心」が育ちます。

2021年も、古賀道場は子ども達に大きな目標を持たせ、自分の足で立ち、その目標に向かって
自分の足で歩みだすことが出来る「心」を育てたいと思います。

今年もどうぞ古賀道場、夢の学校の理念にご理解いただきご支援いただきます様お願い申し上げます。

2021年1月 
一般社団法人和スポーツクラブさが 古賀道場・夢の学校 
代表 古賀 大之
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2020年10月10日

技術より、自力を育てたい!目標があるから続けられるし、何度でも立ち上がることが出来る!

令和2年度秋期昇級審査会を実施しました。
7月の夏期昇級審査より3か月、どれだけの成長、上達があったのかを見る審査会です。

審査会前の稽古の中で子ども達には、

ここ(古賀道場)は、黒帯を育成する道場じゃない、みんなが入門してくる時にも、黒帯に育てるとは一言も約束していない。なので、今回の審査会も、みんなを合格させるのが目的ではない。だから、昇級審査で合格するための稽古はしていない。
昇級審査でみんなが合格するのは道場の目的ではなく、それは、受審するみんなの課題だ。
今回の昇級審査では、自分の課題である次のステップへは自分の力で上がって行って欲しい。
道場が目指すのは、そんな「自力」を育てることだから。

と伝えていました。
目標を明確にもっている子たちは、この言葉の意味をすぐに理解し、自分が次の級へ昇級するために意識の高い稽古を行うことができました。

古賀道場の黒帯取得率は、10%前後です。10人に1人の確率です。しかしながら、道場では黒帯取得は100%だと教えています。まさしく、そうなのです。黒帯は空手を続けてさえいれば誰でも取得できます。黒帯を目標に稽古を続けることができれば、誰でも黒帯をしめることができます。

では、なぜ10%なのか。
それは、黒帯という目標を自分事にできない子たちが多くいるからです。

人は理由がないと「自力」が出せません。理由がないのに自分の足では歩かないのです。

なんで、空手をやっているの?
空手をやってどうなりたいの?

道場では、良く子ども達のこう質問します。

なんで空手をやっているのかわからない子たちは、稽古には身が入りません。結果上達も遅くなります。空手の時間も辛い時間となり、道場での自分の居場所をなかなか見つけることが出来なくなります。

逆に、古賀道場で空手を稽古する理由を知っている子たちは、稽古にも身が入り、有意義な時間を道場で過ごし、古賀道場に自分の居場所を見つけます。

では、空手をやる理由とはなんでしょう。

空手が楽しい。
黒帯になりたい。
大会で勝ちたい。
などでしょうか。

空手が楽しいと思いえる子たちは、自ずと稽古に身が入りメキメキ上達していきます。それと同時に明確な目標を持つことが出来ます。
また、黒帯になりたいなどの目標を明確に持てた子たちも、その瞬間、空手が楽しくなり、同じようにメキメキと上達し、成長していきます。

人は、目的があると、自ずと自分の力でそこへと進んで行くものです。これが「自力」です。即ち、古賀道場で育てたい「自力」とは、自分のやるべきことを自分で見つける「力」なのです。
自分の進むべき道、やるべきことを見つけることが出来る人は、どこにいても自分居場所を作り、ドンドン成長を遂げていきます。
道場では、子ども達に「空手は習い事ではなく、自分事だ。」と教えています。道場とは空手を習う場ではなく、自分の目標に向かって自分の足、自分の力でそれを目指していく過程の中で、いろいろな力や心を育てていく「場」なのです。空手を習い事だと考えているうちは、自分の目標が持てず、ここでの成長が望めません。

私たち指導者が指導するべきは、空手の技術を教授することでなく、ここでみんなが明確な目標を持ち、各々の目標へ向かって歩んで行くサポートをすることです。しかし、ここに通ってきてくれている全員に道場へ通う理由となる「明確な目標」を持ってもらいたく日々頑張っているのですが、残念なことに、そこまで至らない子たちも多くいます。それは全て私の指導者としての至らなさであります。
いい指導者とは、子ども達のやる気を引き出すことが出来ること。即ち、明確な目標を持たせてあげること。私は、その目標も私の押し売りにならず、子ども達自ら見つけて欲しいと思っています。なので、更に、難解な課題となっています。

古賀道場での黒帯取得は、一つの成長の証です。それ相応の成長がないと黒帯へは至りません。ですので、ここに通ってくれる全部の門下生には黒帯まで行きついて欲しいと強く思っています。
それには、黒帯が明確な目標となり、空手が習い事から自分事へとならねばなりません。

どうか、古賀道場の理念にご賛同いただき、ぜひ、ご家庭でも、これから目標を持って自分の足で歩きだす未来の黒帯たちをサポートいただき、温かく見守っていただければと思います。

posted by 道場 at 09:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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