2020年10月10日

技術より、自力を育てたい!目標があるから続けられるし、何度でも立ち上がることが出来る!

令和2年度秋期昇級審査会を実施しました。
7月の夏期昇級審査より3か月、どれだけの成長、上達があったのかを見る審査会です。

審査会前の稽古の中で子ども達には、

ここ(古賀道場)は、黒帯を育成する道場じゃない、みんなが入門してくる時にも、黒帯に育てるとは一言も約束していない。なので、今回の審査会も、みんなを合格させるのが目的ではない。だから、昇級審査で合格するための稽古はしていない。
昇級審査でみんなが合格するのは道場の目的ではなく、それは、受審するみんなの課題だ。
今回の昇級審査では、自分の課題である次のステップへは自分の力で上がって行って欲しい。
道場が目指すのは、そんな「自力」を育てることだから。

と伝えていました。
目標を明確にもっている子たちは、この言葉の意味をすぐに理解し、自分が次の級へ昇級するために意識の高い稽古を行うことができました。

古賀道場の黒帯取得率は、10%前後です。10人に1人の確率です。しかしながら、道場では黒帯取得は100%だと教えています。まさしく、そうなのです。黒帯は空手を続けてさえいれば誰でも取得できます。黒帯を目標に稽古を続けることができれば、誰でも黒帯をしめることができます。

では、なぜ10%なのか。
それは、黒帯という目標を自分事にできない子たちが多くいるからです。

人は理由がないと「自力」が出せません。理由がないのに自分の足では歩かないのです。

なんで、空手をやっているの?
空手をやってどうなりたいの?

道場では、良く子ども達のこう質問します。

なんで空手をやっているのかわからない子たちは、稽古には身が入りません。結果上達も遅くなります。空手の時間も辛い時間となり、道場での自分の居場所をなかなか見つけることが出来なくなります。

逆に、古賀道場で空手を稽古する理由を知っている子たちは、稽古にも身が入り、有意義な時間を道場で過ごし、古賀道場に自分の居場所を見つけます。

では、空手をやる理由とはなんでしょう。

空手が楽しい。
黒帯になりたい。
大会で勝ちたい。
などでしょうか。

空手が楽しいと思いえる子たちは、自ずと稽古に身が入りメキメキ上達していきます。それと同時に明確な目標を持つことが出来ます。
また、黒帯になりたいなどの目標を明確に持てた子たちも、その瞬間、空手が楽しくなり、同じようにメキメキと上達し、成長していきます。

人は、目的があると、自ずと自分の力でそこへと進んで行くものです。これが「自力」です。即ち、古賀道場で育てたい「自力」とは、自分のやるべきことを自分で見つける「力」なのです。
自分の進むべき道、やるべきことを見つけることが出来る人は、どこにいても自分居場所を作り、ドンドン成長を遂げていきます。
道場では、子ども達に「空手は習い事ではなく、自分事だ。」と教えています。道場とは空手を習う場ではなく、自分の目標に向かって自分の足、自分の力でそれを目指していく過程の中で、いろいろな力や心を育てていく「場」なのです。空手を習い事だと考えているうちは、自分の目標が持てず、ここでの成長が望めません。

私たち指導者が指導するべきは、空手の技術を教授することでなく、ここでみんなが明確な目標を持ち、各々の目標へ向かって歩んで行くサポートをすることです。しかし、ここに通ってきてくれている全員に道場へ通う理由となる「明確な目標」を持ってもらいたく日々頑張っているのですが、残念なことに、そこまで至らない子たちも多くいます。それは全て私の指導者としての至らなさであります。
いい指導者とは、子ども達のやる気を引き出すことが出来ること。即ち、明確な目標を持たせてあげること。私は、その目標も私の押し売りにならず、子ども達自ら見つけて欲しいと思っています。なので、更に、難解な課題となっています。

古賀道場での黒帯取得は、一つの成長の証です。それ相応の成長がないと黒帯へは至りません。ですので、ここに通ってくれる全部の門下生には黒帯まで行きついて欲しいと強く思っています。
それには、黒帯が明確な目標となり、空手が習い事から自分事へとならねばなりません。

どうか、古賀道場の理念にご賛同いただき、ぜひ、ご家庭でも、これから目標を持って自分の足で歩きだす未来の黒帯たちをサポートいただき、温かく見守っていただければと思います。

posted by 道場 at 09:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする